
知ってて来ないよりも存在自体を知られてない方が恐ろしいですよね…
『ここでも一歩己売ってたんだね。家がここの近所なんだけどこのお酒を買いに〇〇さん(車で20分程度)まで行ってたんだよ。でもお店辞めちゃったから何処で買おうかなって思ってたところだったんだけど、国道沿いの看板見つけて来てみたんだよ。最近このお酒取り扱い始めたの?』と先日来られたお客様に言われました。

一歩己とは福島県古殿町で造られてる純米酒で個人的には常温で飲むのが好きなんですけど、温度帯を選ばず冷やでも常温でも燗酒でも美味く、僕がいわきのお店に戻ってから取引が始まった蔵元さんの人気商品です。
で、先日のお客様との会話で思ったのは
知ってて来ないよりも存在自体を知られてない方が恐ろしい!
って事です。
知っててもお店に買いに来ないってのはお店側に何かしらの問題があるからだと思うんですけど、そもそも扱ってることすら知られてないとかお店の存在知られてないとしたら大問題じゃないですか!
前にお客様に『ここは知る人ぞ知るお店だよね』って言われたんですけど、それって逆に言えば『ほとんどの方が知らない』ってことですよね。
せっかく美味いお酒を扱ってたりこだわった料理を提供してたり、もしかしたら日本でウチでしか販売してません!って思ってても、知られてなければお客様の目に触れることもないし買ってもらうことだってできないわけですよね。
まさしく【裸の王様】ってことですよね。
恐ろしいですね…。
何度も書いてますけど知られてないのが一番怖いから知ってもらうためにどうするか?ってことで、僕の場合はそれがSNSでの発信でした。
個人のSNSで自分のことを書いたりお店のFacebookページで商品案内をしてきたことで、個人で繋がって『オススメのお酒を送って』と注文がきたり、お店の発信で商品を探してわざわざ来てもらえたり遠方の飲食店さんと繋がってお酒を発送したり。
当然ながらお店のページを見ていわき市内をはじめ福島県内外からもお店に来ていただけるようにもなりました。
震災後に親父が一人でお店をやっていてSNSでの発信をやってない時にいわき市内のお客様には来ていただいてましたが、福島県内外からお客様がわざわざウチのお店に来てくださるなんて考えられなかったことです。
だから僕がいわきに戻ってお店に入った時にパソコンやスマホばかり見てると『そんなの見てないで酒の1本も売れる方法を考えろ!』って文句を言っていた親父も、今では『Facebookにあげたのか?』と催促してくるようになりました。
約3年半SNSで発信をし続けてきてもいまだにウチのお店を知らないお酒好きの方が多いと思います。
それがいわき市内の方でもご近所さんでも。
だってSNSを見てなければ知られるわけないんですから。
でも少しずつでも色々なお客様に知っていただければ口コミ等でそこからの広がりは少なからずあるんじゃないかと思っています。
その証拠に『〇〇さんに聞いて来ました』とか『〇〇さんにあそこに行ってみな』って言われて来ましたって方も少しずつ増えています。
それだってSNSで発信して知ってもらえるようになったからだと思いますし、発信をしてきたことでお酒を探してる人に知ってもらい福島県いわき市にある『酒のしのぶや』ってお店で扱ってるから行ってみようってことで来ていただけるので、もうウチのお店としてはSNSはなくてはならない存在ですね。
存在自体を知られていないのが一番怖いんで僕はこれからも発信をし続けます!