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【第15回福島の酒きき酒会】を終えて個人的な感想を書いてみました

カテゴリー  2017.10.16

 

 

 

昨日は15年続くいわき小売酒販組合青年部の年に一度のビッグイベントである【第15回福島の酒きき酒会】があり、今年で3年連続になりますが僕も企画・準備からお手伝いさせていただきました。

あくまでもまだ3回しかお手伝いできていない立場ではありますが、僕の個人的な感想を書いてみました。

 

同業者が一致団結

同業者が一つのことに向かって毎月仕事の合間を縫って集まり、企画・準備からイベント開催まで行うことって凄いことだと思うんです。

正直なところ浪江町の時は考えられないことでした。

同業者ってどこか腹の探り合いで足の引っ張り合いなのが当たり前だと思ってて、僕はそれが嫌で浪江の時の酒販組合の集まりに行かなくなりました。

ところがいわきはどうかというと昨日参加された蔵元さんも懇親会で「酒販店さんでこんなにも協力的にやっているのが異様な感じ」って言ってたくらいで、本当に仲が良くというかお互いがお互いをリスペクトし自店で取り扱いがない商品であれば扱っている酒販店さんをご紹介するほどなんです。

これは本当に凄いことだと思いますよ。

 

参加者の皆様が真剣

昨日も約600名の参加者の方にご来場いただきましたが、会場は熱気が溢れ福島県のお酒が愛されてるんだなって実感しました。

僕は去年に引き続きミニセミナー担当で会場には入れなかったんですけど、参加された蔵元さんや他の酒販店さんに聞いた話だと参加者の皆さんがきちんとマナーを守り大盛況だったそうです。

僕の担当だったミニセミナーの方も1回20分で3回に分けて3人の講師で行う形だったんですが、今年は福島県産酒造好適米【夢の香】についてテキストを参考にしながら3回目にお話しさせていただきました。

 

質疑応答が面白かった

お米の説明はもちろん真剣に聞いていただいたんですけど、そのあとの質疑応答が面白かった。

その中から数点挙げると

Q.磨いたお米の削られた方はどこに行っちゃうの?

A.お菓子を作る工場とか家畜用の飼料になります

Q.日本で一番磨いたお酒は?

A.つい先日発売された山形県の楯の川さんで精米歩合1%の四合瓶で108,000円のお酒が一番だと思います

Q.お米をたくさん磨いた方が美味しいお酒になるの?

A.お米の削られる部分にも旨味を作る成分とかがあるので一概には言えません

Q.福島県の酒蔵は新酒鑑評会で金賞受賞数5年連続日本一ですけど今後はどうなっていくのでしょうか?

A.あくまでも5年連続で日本一になったというのは結果であり、来年も連続で獲れるかと聞かれるとなんとも言えませんが、今後も福島県の酒蔵さんは頑張ってくれると思うので6年連続も可能だと思います

質問の中の一部ですけど本当に真剣に聞かれていて、答える側としても真剣にお答えさせていただきました。

 

酒販店としての答え

そして3回の質疑応答で多かったのが答えが決まっている質問じゃなくて、質問に対しての【酒販店としての答え】だったんです。

以下の質問は講師4人それぞれに対して答えを求められた質問です。

Q.福島県内の金賞受賞蔵じゃないところのお酒でお勧めがあれば教えて欲しい

僕個人的にはいわき市にある太平桜酒造さんの『太平桜 純米原酒』という、福島県産酒造好適米の「夢の香」と福島県産酵母の「うつくしま夢酵母」を使った夢夢造りのお酒で、賞レースには一切興味がない蔵元さんで良い意味で【昔の酒】という骨太な芯のあるお酒です。

Q.今まで飲んだ中で一番美味しかったお酒は?

個人的には残念ながらウチでは扱えないんですけど青森県の豊盃の特別純米酒で、ぬる燗で飲んだ味わいは今でも忘れられないです。

僕も自分の意見としてお答えさせていただきました。

 

プロの意見や愛用のもの

例えば時計のプロである時計屋さんってどんな時計を着けてるんだろうとか、例えば革細工屋さんが自分で愛用してるウォレットってどんなのなんだろうとか思いませんか?

我々酒販店であれば酒屋のオヤジが晩酌で飲んでるお酒のご紹介とか、蔵元さんの杜氏さんが晩酌で飲んでるお酒のご紹介とかをしていったらどうなんだろうって思うんです。

ただ僕が家では晩酌をしないので…。

だから晩酌してる酒販店さんはやってみたらどうかなって思いますね。

晩酌をしない僕は試飲した時の感想であるとかどこかで飲んだ時の感想とかをブログ等で書いていこうかと思います。

 

 

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