カートの中0

僕が生まれる前から酒屋の親父に勝つなんて到底無理な話だったんですよね

カテゴリー  2018.01.19

 

 

 

ウチの親父は76歳で酒屋歴58年。

僕は45歳で酒屋歴23年。

僕が生まれる前から酒屋だった親父に勝とうとして歯向かってた若かりし頃のことを、Twitterでハッピーこと橋本亨さん(@happy3939)の投稿を見て思い出しました。

このハッピーの投稿を見て僕も引用リツイートしました。

 

親父に勝ちたかった

そして僕は仕事を始めたばかりの時に親父に勝ちたいと思ってやってました。

それはなぜか?

自分なりに分析してみるとウチの親父はどちらかといえば【仕事を教える】というよりは【仕事は見て覚えろ】って感じの人で、何も教えてもらえない→仕事がわからないから言われたことだけやる→結果仕事はやらされるものって、今考えるとわけのわからない解釈をしていたために、仕事がつまらなくてつまらなくて本当に嫌で、どうやってサボろうかばかり考えてました(笑)

仕事を始めたばかりの時ってそんなもんなんすかね?

配達に行けば幼馴染で飲食店をやってる友達のお店に遊びに行って油を売ってたり、本屋さんに行って立ち読みしてたりして時間を潰し、店に戻れば言われたことをやってすぐにトイレに逃げ込み最低30分は立て籠ってました(笑)

 

なんとか認めてもらいたかった

当時の僕は偉そうに『言われたことだけをこなすだけなら僕じゃなくてもいいんじゃね?』って思ってて、自分の役割というか担当が欲しかったのかなって。

そんな仕事もまともにできない奴に担当なんて与えられるわけないのに。

まぁ簡単にいえば親父に認めてもらいたかったんですね。

なんとか自分で実績作って親父に認めさせたかった…。

でもよく考えたら僕が生まれる前から酒屋だった親父に勝てるわけないんですよ。

 

自己満足だった

親父に認められたいから実績を作って親父に勝ちたいって思ってたけど、それってよくよく考えたらお客様には何の関係も無いんです。

僕の勝手な自己満足。

お店の中でお客様がいても言い合いをしてたから、お客様も巻き込んじゃってたんです。

バカですね。

よくお客様に『ケンカすんなよ』って止められてました。

僕の自己満足にお客様も巻き込んじゃって最低でした。

 

勝つことをやめたら

僕が生まれる前から酒屋だった親父に勝てるわけないって思って親父に勝つことを諦めた頃から、親父の意見も取り入れつつ僕の意見も聞いてもらえるようになり仕事が楽しくなってきたんです。

不思議なもんですよね。

あんなにケンカばっかりしてて仕事が楽しくなかったのに、勝つことをやめた時から仕事が楽しくなるなんて。

でもそのおかげで僕が辞めたかった酒ディスカウント店から専門的な酒屋への方向転換をし始め、自分で探した名前も知らない美味いお酒をお客様に飲んでもらって『こないだオススメされたお酒美味かったから今日も何かオススメしてよ』ってお客様から言ってもらえるようになり、さらに『しのぶやに行けば何か面白いのあるよって聞いてきたんだけど』って口コミでお客様が増え、方向的には凄く良い方に進んで行きました。

だからその時の僕に今の僕から言葉を送るとしたら『親の言うことをシッカリと聞き、感情的なケンカじゃなく意見交換をし、お互いに尊重しあえる関係を作りなさい!』って言いたいですね。

もしかしたら家族経営のお店あるあるかもしれませんが、どう逆立ちしても親には敵わないし親が商売をしてくれてたから今があるわけで、親と同じ道が嫌なら自分で起業するしかないんですよね。

ハッピーのツイートを見て僕の若かりし頃を思い出しました。

 

 

 

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