
酒屋の僕が言っちゃいけないのかもしれないけど、お酒が主役ではないと思ってます
悪巧みを計画し現在進行形の酒のしのぶや三代目の佐藤浩一です(笑)
まぁ悪巧みと言っても法を犯すとかじゃないですよ!
酒屋の僕が言っちゃいけないのかもしれないけど、お酒が主役じゃないと思ってます
実は福島県本宮市にある大天狗酒造さんの娘さんで後継者で酒造りをしている、小針さんにお願いしてオリジナルの純米酒を造ってもらっているんです。
まだ詳細はお話できないんですけど出来上がりをお楽しみにお待ちください。
で、小針さんと『どんなお酒にしたいのか?』って打ち合わせを事前にしていたんですけど、今日は定休日だったので蔵元さんに伺って直接お話をしてきました。
僕の中での日本酒のイメージとして
高校を卒業して都会で戦ってる幼馴染が田舎に帰ってきた時に、テーブルにドカンと一升瓶を置いて湯呑み茶碗で、昔話や近況報告をしながらお互いに酒を酌み交わす。
そこには飾り付けた肴もいらないし、カッコつけたりしなくてもいい。
もっと言えば酒を酌み交わすだけでお互い何も言わなくても通じ合う。
ゆえにお酒が主役ではなく友との時間や会話が主役になってくる。
そんな感じのイメージというか考えを持っているんです。
ちょっとわかりにくいですよね(笑)
そんなことを小針さんに話したら、小針さんも大勢が車座になってお酒を酌み交わす場面を想像したらしく、結局のところ【お酒】は主役ではなく【人】がいて初めてお酒が活かされるんだと。
そこに僕も激しく共感しました。
確かにお酒だけあってもダメなんですよね。
そこには【人】であったり【料理】であったり【雰囲気・空間】があって初めてお酒が活かされ、いくら入手困難なお酒だとしてもポツンとお酒だけあっても活かされないんだよなって。
先日書いたブログじゃないですけど何を飲むかよりも誰と飲むかってのが重要なんだと思うんです。
https://test.sakenoshinobuya.com/2018/02/22/post-1619/
人がいてお酒があって雰囲気や空間があって料理があって、全てが繋がって初めて活かされるんじゃないかなって。
そんな時の1本に選ばれるようなお酒になってくれたらいいなと、小針さんと色々話してて思いが強くなりました。