
ちゃんと伝えないと伝わらないってわかってるんだけど伝えきれてないんだよなぁってお話です
『この位はわかってくれてる』という思い込み
自分の中では当たり前だから言わなくてもわかるだろ!って思うことって沢山あって、僕は子供達と一緒に柔道をやるんですけど当然ながら超初心者には丁寧に教えます。
ココをこう持って体の動きはこうで、こうやって技をかけて投げるんだよと。
そりゃ超初心者だから当たり前ですよね。
経験者の子供にはある程度の説明になっちゃうんですけど、それは「この位は説明しなくても経験者なんだからわかるよね?」っていう、こちら側の勝手な思い込みで説明してるから伝わらないんですよね。
ちゃんと伝わってないのに「なんでできないんだよ!!!」って。
ましてや自分の子供が同じ競技をしていると尚更のこと言い方もキツくなり、保護者の方から『なんで自分の子供にそんなにキツくするの?』って何度も言われたこともあります(笑)
本人はやろうとしてたのかもしれないのに…。
仕事でも同じことかも
ウチは酒屋なのでお酒を飲まれるお客様がいらっしゃいますし、僕よりもお酒に詳しいお客様もたくさんいらっしゃいます。
が、ウチにご来店されるお客様全員がお酒に詳しい方ばかりなのか?となると、お酒は飲まないけど贈答用として買いに来られる方や、お酒を最近飲むようになった初心者の方も当然いらっしゃるんですよね。
大学生と小学生に同じ説明をして通用するのか?
例えば柔道を教えるとして現役バリバリでやってる大学生と、柔道を始めたばかりで受け身の稽古をしている段階の小学生に同じ技を教えるとして、大学生と同じ説明をしても小学生には通じないことも当然ありますよね。
お酒に関しても僕の接客にしても同じなんじゃないかと思うんです。
お酒にメチャクチャ詳しいお客様と最近飲むようになったばかりのお客様に、当然知ってるだろうという前提で専門用語を使って説明してもわからないですよね。
それは僕のせいです
いつもとは違う商品を探してる時に『初心者なので教えてください』と言われたらわかりやすくご説明しますけど、言い出したくても言えないって方もいらっしゃいますよね。
ちなみに僕も買い物に行くと聞きたくても聞けないって時があります。
だから買い物せずに帰ってきてしまう。
もしくはいつもと同じものを買ってしまう。
本当は違うのが欲しかったのに…。
自分がそんなんなのに自分ではお客様にできていないのは僕のせいですね。
専門用語を使わずなるべく噛み砕いてわかりやすく、全てのお客様にちゃんと伝わるようなご説明をしていかなくちゃって思います。
じゃないと特にウチのラインナップは『見たことがないのが多い』って言われることが多いので。