
もし自分のお店で扱ってない商品をお客様が探しに来られたらどうしますか?
今日は晴れてるのに突然雪が飛んできたり変な天気のいわき市でした。
今週は寒いみたいなので体調管理をしっかりしないとダメですね。
酒のしのぶや三代目店主の佐藤浩一です。
もし自分のお店で扱っていなかったら
ご来店されたお客様にもウチで販売してない商品を探されている場合があったり、問い合わせのお電話をいただく場合があります。
そんな時はどうしますか?
それと似たような商品をオススメしますか?
その商品は無いとお断りますか?
僕の場合はそんな時に近くの販売店さんをお伝えしたり、知っている限りで販売店さんをお伝えするようにしたり、時には県外の仲間の酒屋さんをご紹介する場合もあります。
似たような物でも違う
例えば中華料理を食べにいって辛い麻婆豆腐を注文した時に『豆腐をきらしてて麻婆豆腐が品切れなんだけど、同じ感じで辛いエビチリじゃダメかい?』って言われたら納得してエビチリ食べますか?
もう頭の中では熱々の辛い麻婆豆腐をご飯に乗せて食べてるイメージまでしてるのに。
ちなみに僕は豆腐は食べられません(笑)
例えば鮮度の良いプリプリッとしたボタンエビの刺身を食べにいった時に『今ボタンエビの在庫がなくて同じエビだからボイルしたエビでもいいかい?』って言われたら、同じエビだからといってボイルしたエビを食べますか?
伝わりにくいかもしれませんがそういうことなんじゃ無いかと僕は思います。
自分がされて嬉しいから
お客様は銘柄指定な訳でウチで扱ってなければ残念がって帰られます。
もしかしてそのお酒は自分用じゃなく誰かに頼まれたかもしれませんし、そのお酒があることによってそのお客様の晩酌が楽しくなるのであれば、たまたまうちで扱っていなかったことによって叶えられなくなってしまうかもしれませんよね。
僕も同じような経験を何度もしていまして何かを買いに行った時にそこのお店では売ってない場合に『他にどこで扱ってるかは知らないねぇ』って言われた時は自力で探しますけど時間もかかるし労力もかかるし、何よりその最初に聞いたお店の事って覚えてないんですよね。
でも『あそこだったら売ってるかもよ』とか『知り合いのお店に聞いてあげるから待ってて』なんて言われたら嬉しいし、そのお店の印象も自分の中では【良いお店】としてインプットされるんです。
例えばスニーカーを買った時に知り合いや友達なんかと話してたら、もしかしたらそのお店のことを話すかもしれないしオススメしてるかもしれません。
自分でされて嬉しいことは人がされても嬉しいことだと思うんです。
だからこれからもこのスタイルは変わりませんね。
数多くある酒屋さんの中からいわき市では一番わかりづらく、国道から入ってくるのも躊躇するような場所にわざわざ選んで来ていただいたんだから、ウチにお目当の商品が無くても喜んで帰っていただけるようにしたいですもんね。
だからよくお客様に『商売っ気ねぇよなぁ。普通はそれもいいけどウチのこれもいいですよって勧めんじゃないの?』って言われますけど、求めてるものと違う商品をオススメしたところで本当にお客様は喜んでくれるんでしょうか?
それだったら近くの販売店をお伝えしたり知り合いのお店をご紹介した方が、お客様が喜んでいただければ次に何かあった時に来ていただけるかもしれないじゃないですか。
もしかしたらお客様の頭の片隅にウチのお店のことが残っているかもしれないじゃないですか。
だったらお客様に喜んでもらえれば僕はいいと思ってます。