
若い人達にもお酒を楽しく飲んで欲しいって思いますね
今日は朝から田植えでした!

僕の記憶が確かならばいわき市の酒販店有志の酒楽会の去年の忘年会の席で、とある酒屋さんが『二十歳になる若い人達に酒米作りから酒造りまでやって、出来上がったお酒を二十歳になった時にみんなで飲もうって事をしたいんだけど』って感じで話しはじめました。
そこに酒販店さんやいわきの蔵元さんである【太平桜酒造】の社長さんも賛同し、更には福島県をも巻き込んで今回の企画がスタートしました。
参加者は男女合わせて22名で田植え参加者は数名欠席しただけという出席率で、今日の田植えは福島県産酒造好適米である『夢の香』を一面手植えで。
酒販店有志も参加して総勢40名が一列になって掛け声をかけたり楽しそうに植えていました。

僕は田植えの方じゃなくて【おにぎり部隊】
今日のランチは #天のつぶ と #夢の香 の食べ比べという贅沢。夢の香は粒が大きいけど食べては…やっぱり食べるなら飯米がいいかな(笑)#いわきハタチ酒プロジェクト pic.twitter.com/0AllPMoWoL
— 佐藤浩一 酒屋の三代目 (@saketen51) 2018年5月27日
酒造好適米を食べるなんてなかなかできることじゃないので今回楽しみにしてたんですけど、僕個人的には食べるならやっぱり飯米の方がいいかなって思いました(笑)
参加してくれた若い人達も楽しんでくれたようでイベント成功だったと思います。
そんな若い人達を見ていてふと『この人達は日本酒とか本格焼酎を楽しんでくれるようになるんだろうか…』ということです。
あくまでも個人的にですけどね。
女子大生の姪っ子が友達とお酒を飲む時は甘いカクテルかサワー系と言っていまして、日本酒とか本格焼酎なんて飲む人いないよとまで言われてしまいました。
が、よく考えてみたら僕が二十歳になった時もビールとか缶チューハイとかを飲んでいて、今から26年前の僕の中でのイメージは【本格焼酎=臭い】【日本酒=頭が痛くなる・悪酔いする】って感じです。
酒屋の息子である僕がそんなイメージですもん(笑)
あれから20年以上経って本格焼酎は飲みやすいものがたくさん出てるし、日本酒だって昔のような何が入ってるかわからないのじゃなくて、しっかりと丁寧に造られた美味いお酒がたくさんあるからそんなイメージは持ってないですけどね。
でも酒屋の息子の僕がそんな感じだったから今の若い人達はどうなのかなって思うんです。
僕の場合は仕事上で先輩酒屋さんと飲むことが多くて、そんな先輩酒屋さんに美味いお酒を教えてもらったり、お酒の飲み方を教えてもらったってのが大きかったですね。
美味いお酒をこうやって飲むと更に良いんだよとか、このお酒はこうやって飲んだ方が良いんだよとか、まさしく【お酒の正しい飲み方】を教えてくれる先輩酒屋さんが多かったってことが、僕の中では相当大きかったんですよ。
だからこれからお酒を飲み始める若い人達も【お酒の正しい飲み方】を教えてくれる先輩を探すのが一番なんじゃないかって思うんです。
そうすれば悪酔いしたりせずに美味いお酒を美味い飲み方で楽しめるんじゃないかなと。
この辺に関しては僕達酒屋も若い人達にしっかりと伝えていかなきゃいけないと思うんです。
今日も酒屋さんと話してた時に『テーブルマナーとかは学校で教えてくれたけど、お酒の飲み方は学校では教えてくれなかった』って話になって、そんな【お酒の学校】みたいなのをやって若い人達に伝えていければ楽しいよね〜ってなことを話していました。
これは僕もいつか実現させたいと思います!!!
そして若い人達がもっと日本酒や本格焼酎に興味を持って、美味いお酒を楽しく飲んでもらえればと今日の田植えを見てて思いました。