カートの中0

17歳の誕生日おめでとう!

カテゴリー  2017.03.22

2000年3月22日

俺たちの所に生まれてきてくれてありがとう。

お前が俺たちの家族になった日。

 

 

この日もママからの電話でお前が産まれそうだって聞いて病院に向かった。

 

1歳のお兄を連れて病院に行ったんだけど、やっぱりママに廊下で待ってるように言われて、お前の第1声は廊下で聞いたんだ。

 

お兄の時もそうだったけどお前の時も涙が出てきた。

 

 

お前はお兄と違って健康優良児だって思ってた。

 

けど心音に異変があって『心房中隔欠損症』って心臓に小さな穴が開いていた。

成長とともに塞がるから大丈夫って言われたけど、やっぱり心配したよ。

その後定期的に病院で検査を受けたんだけど、段々塞がってきてるって言われて安心したのを覚えてる。

 

 

2歳くらいだったかなぁ。

 

ママから電話で『熱があって白目剥いてる‼』って言われてテンパったけど119番に電話させて車で吹っ飛んで行ったら救急車を抜いちゃって。

 

熱性痙攣って診断されそのまま入院した。

 

それからは何処へ出かけるにも熱性痙攣の薬を手放せなくなって、常にその薬だけは持ち歩いてたんだよ。

 

さすがにあの時のお前を見た時は俺も固まっちゃったけどママの方がテンパってたから俺はお兄連れて自分で病院に向かったんだ。

 

お前たちのおかげでママは2回?も救急車に乗ったんだね。

 

幼稚園に入る前はお姉ちゃんになりたくてぬいぐるみをおんぶして、前掛けをエプロンがわりにして店の手伝いの真似事したりシッカリ者の娘だったよ。

 

幼稚園に入ってからは男の子とも喧嘩したりってのもあってか生傷が絶えなかったよな。

外科の病院に行くと『あ~ら今日は何処怪我したの?』って看護師さんと先生に言われるくらい生傷絶えない娘だったよ。

 

小さい時から本が大好きで、本を読んでる時は呼んでも聞こえない位の集中力は凄いと思ったよ。

 

小学校5年生の終わりに震災になって小学校最後の1年だけの転校で友達が1人もいない状況で本当に苦労したと思うし自分なりに頑張ったと思う。

弱音を吐かないで目に涙をためて、でもグッと我慢して堪えて。

 

早く気づいてあげれなくてごめんな。

親として何もしてあげられなくてごめんな。

 

 

お前は小さい時から手のかからない子だった。

ちょっとだけ自立が早かったのかも。

いや、もしかしたらそう勝手に思い込んでて、それに俺たちも甘えてた部分もあったのかもしれないって反省したんだ。

 

本当に頼りない親でごめん。

 

 

お兄と2人で参加したチェコ研修から帰ってきた時は更に大人になったお前を見て頼もしく思えた。

 

お前にもこれからの夢があると思うし、その夢に向かって自分で歩いて行かなきゃいけないんだけど、ちょっとだけでいいから怖さも知っておいてほしい。

 

今まで怖いもの知らずできたけれど、世の中そんなに甘い事ばかりじゃないんだよ。

 

まだお前は体験してないけど、これから危険な場面とかもあるかもしれない。

 

お前の怖いもの知らずは強みでもあり弱みでもあると思う。

 

 

そしてお前なりの幸せをしっかり掴んでほしい。

 

自分でやりたいと思ってる語学留学も海外での生活も、自分の幸せのために自分の目標のためにやりたいと思ったことは応援したいと思ってる。

俺らがお前にしてあげられることなんて微々たるもんだから。

 

親としてしてあげられる事も今後は少なくなってくると思うけど、自分でしっかり考えられるお前だし自分で解決しちゃうけど、たまには親に相談してもいいんだよ。

相談されれば俺らなりの考えを伝える事は出来るから。

 

頼りない親だけどこれからもよろしく。

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