
最近思うんですけど売り手側の売り文句と買い手側の求めてる事が同じなのかなって
今日は少し肌寒かったいわき市ですね。
自分が買い物に行って欲しいものを伝えた時にトンチンカンな答えで求めているものと違うものをすすめられたのでちょっと感じたことを書いてみました。
最近思うことがあって例えばカッコいい車が欲しい(買い手側の求めてるもの)と思ってる人に、デザインの事は無視して『この車の良いところは燃費がメチャクチャ良いんですよね〜(売り手側の売り文句)』が違ってるとしたら、そこはいつまで経っても平行線のまま交わることは無く売れるものも売れないんじゃないかって。
カッコいい車が欲しい人は燃費がどうでもよくてカッコいい車が欲しいんですよね。
でも売り手側は良かれと思ってハイスペックであることをアピールしちゃうんです。
スペックは関係ない
スペックはある程度の判断基準にはなると思うんですけど、結局は何を気にいるのかは人それぞれだと思うんですよ。
お酒の場合でいうと甘口の日本酒を探してるお客様に今一番売れてるからと言って辛口のお酒をオススメしたところで、そのお客様は甘口のお酒を探しているんだから辛口のお酒が今一番売れてたとしても必要ないですもんね。
もっと言えば甘口の日本酒を探しているお客様に辛口なんだけど最高級の特A産の山田錦を使っているお酒だからこれがいいよとオススメしたところで、先に言ったように望んでいる事とは違ってスペックの話になってるわけですよね。
山田錦を使ったお酒を探しているお客様にはピッタリだけど、そこのスペックは気にしないで味わいで選びたいお客様には全く関係ない事なんです。
こだわりのゴリ押し
ウチの事で言うとウチのお店には僕の好きな商品しか置いてません。
でも僕はそのこだわりをお客様にゴリ押しするつもりはありません。
ウチの商品を気に入っていただけたお客様しかウチのお店には興味がないと思います。
せっかく来ていただいたお客様でもお探しのものがなければ帰ってしまいますけど、それは仕方のない事だと僕は思います。
前にも言った通りお酒を飲まれる全てのお客様に来ていただくのは無理だと思ってますから。
先日もビールを買いに来たお客様に『ビールはないけど僕が大好きな日本酒と本格焼酎あるから是非飲んでみてくださいよ〜』なんて口が裂けても言えません。
だって求めてるものが違いますからね。
こだわりを持つのは当然だと思いますけど、そのこだわりは自分の中だけで持ってればいい事なんじゃないかと僕は思います。
自分が買い物に行った時に欲しいと伝えたものと違ったものをすすめられて、そんなことを感じてしまいました。