
楽しむってことがどれだけのパワーになるのか息子の柔道を通して思ったこと
画像は去年の定時制・通信制の全国大会で2歳から続けてきた柔道で準優勝した時のものですけど、僕も柔道を小6から続けてきて息子と一緒にやってました。
息子は小さい時は本当に勝てず小学校までは勝ったことあったかな?と思うくらい勝てなくて、奥さんからは『いつになったら勝てるようになるの?』って何度も聞かれたことを思い出しますね。
勝敗にこだわる
息子が小学生までは試合のたびに『ここをこうやって技をかけるんだぞ!』とか『この相手は〇〇をかけるんだぞ!』とか送り出してたんですよね。
試合(個人戦)なので必ず勝敗がつく。
当然やってる方だって教えてる方だって勝ってほしいし勝ちたいと思って試合に挑んでるんです。
息子は体がそれほど大きくなかったんですけど自分より大きな相手にもガンガン攻めていくんだけど、体が小さく力もないので無理な体勢で技をかけて返さえたり潰されたりと、まぁ本当に勝てなかったですね。
試合が終われば家に帰ってビデオを観ながらの反省会。
本人は一生懸命やってたんでしょうけど指導者である僕が気づいていなかった…
それでも柔道を辞めたいと言ったことは一度も無かったですね。
中学生になり
息子が小学6年の時に震災に遭い避難を余儀なくされ、避難先の二本松市に行った時に息子が一番気にしていたのが二本松市でも柔道ができるのかってことでした。
自分の通う中学校すらまだ決まっていないのに柔道の稽古ができる場所を最初に探し、柔道だったら警察署に行けばわかるかもと引っ越した次の日には警察署に聞きに行ってましたね。
それから二本松柔道スポーツ少年団さんにお世話になることになったと分かった時の息子の笑顔は今でも忘れません。
柔道が大好き
息子は心から柔道が好きだったんだって。
僕が思っている以上に息子は柔道が好きだったんですね。
中学生になり柔道の稽古に参加するんですけど、つい先月まで小学生だった子と成長著しい中学生では圧倒的な力の差があると思うんですけど、息子は投げられても抑えられても『柔道を楽しんでる』というのが見ていてわかりました。
僕は中学校にも稽古に行ったりしてましたけど基本は先生に全てお任せしてましたので、試合の時も少しだけアドバイスをする程度でした。
そんな息子の中学生最初の試合の前に『楽しんできな』と送り出しました。
そしたらいつもよりも体の動きがいいように感じたんです。
試合が終わってからもダメ出しじゃなく『楽しかった?』って聞くようにしました。
好きこそ物の上手なれ
好きって事とかその事自体を楽しめるのって最高の強みだと思うんです。
本当に好きこそ物の上手なれですね。
なんか息子の試合の時に『楽しんでこい』って言うようになってから勝てるようになってきたんですよね。
もしかしたら成長とかもあって気のせいかもしれないし本人には確認してないんですけど、本当に試合が楽しく柔道が大好きってのが試合を見ててわかるというか。
それからは地区大会でも県大会でも全国大会でも『楽しんでこい』と送り出すようにしました。
そんな楽しそうに試合をしている息子を見るのが嬉しかったし、ちょっとだけ羨ましくも感じました。
好きが最強
楽しめることが最強
休みで帰ってきてた息子を送り出しながらそんなことを思いました。